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 線ツールを使っての作図は少々技術(修行)が必要ですが、既成の図形(挿入→図形)の中にあるものを組み合わせることで、結構面白い作品ができます。

(1) 猫のオブジェ

 既成の図形を拡大や縮小したり角度を変えたり反転させたりしながら作図して行きます。不必要な部分はうまく隠すようにしましょう。下図の例ではしっぽは矢印を使用しています。矢印は猫の胴体に隠れています。この作品は100%既成の図形を使用しています。



(2)踊り子のオブジェ

 猫のオブジェと同様、100%既成の図形で作って見ました。立体感を出すため随所にグラデーションをかけています。工夫次第で色々なオブジェが制作できそうですね。



[参考]
 猫と踊り子に使用した規制の図形を紹介します。


線ツールを使って一筆描きを描いて見ましょう。前回までは抽象的な図形に終始しましたが造形を意識して身近なものをデザインして見ましょう。作成に当たり以下の点に留意してください。

 ・ 線は最後まで起点に戻さないこと。(起点に帰ると作図が終了します)
 ・ 線をできるだけ交錯するようにすること。(線で囲まれた部分が塗りつぶされます)
 ・ 描き終わったら線を選択して右クリックし、「頂点の編集」で整形します。

(1) 魚の造形の作成例です



 作成過程を以下に示します。塗りつぶした後、「線なし」にして背景を作成します。



(2) 犬の造詣

 目の部分は跡で追加したものです。



(3) 塗りつぶされる箇所(ヒント)

 線ツールを使って一筆書きで星を描き、起点に再び戻ると下図のようになります。別の色にしたい場合は「書式」を選択(または図を選択して右クリック)して目的の色に塗つぶします。
Excel2003では、最初の状態は白色で塗つぶされます。



色々な形を作って見ましょう。ループに拘る必要はありません。挿入→図形→基本図形などを並べてみるのも面白いでしょう。

① 直線を組み合わせて見ました。



② フリーハンドで作図して見ました。



③ 太線で描画し、各線を着色しながら隙間なく並べて見ました。小さいリングはコピーしたものを角度を変えて縮小したものを少し潰しました。



④ レタリング文字(LET文字)との組合わせです。



⑤ Excelの「挿入」→「図形」の中の「基本図形」などを利用しても面白いでしょう。

 その1



 その2





XPのExcel2003では「オートシェイプ」、Vista以降Excel2007、2010では、「挿入」→「図形」のフリーハンドの線ツールを使って適当にループを描きます。線を着色した後コピーし近くに貼り付け少しずらした位置まで移動します。二つのループをコビーし、近くに貼り付けたら前の図形に移動し、等間隔になる位置に調整します。この作業をもう一回繰り返すと8本のループができます。他に2つ位ループを作って同じ手順を繰り返せば3種類の図形がでせきます。3つの図形はそれぞれ「グループ化」すれば角度や大きさを任意に変えることができます。背景は黒や濃紺にすると図形が引き立つでしょう。



CDやDVDのラベルにしては如何でしょうか?



同じ図形の一本一本の色を変えて見ました。グループ化した後、図形をコピーして貼り付け、大きさと角度を変えて配置しました。同じ図形でありながら異種図形の集合体のように見えませんか?



どうやって作ったか考えて見てください。



解答は以下のとおりです。

① 楕円を8個程度重ねたオブジェをつくります。隣に基本図形にある円柱を作図して薄い灰色に着色してグラデーションをつけておきます。リングの色は塗り分けても単色でも構いません。



② 「表示」タブでグリット線を消し、PrtScで画面を一時コピーし、ペイントに貼り付けます。次に円柱の下の白い部分を円柱の巾に合わせて選択します。高さは、リンクの高さより幾分高めにします。



③ 選択した部分を左クリックしたままリングの中央上部に移動し、選択を解除します。(下図は選択解除前の状態です)



④ リングの全体を選択して切り取ります。



⑤ Excelの画面に戻り、貼り付け、円柱の中央に移動します。この時の状態は切り取った余白の部分が白で塗りつぶされた状態になっています。透明ペンでこの部分をクリックし、円柱との重なりを調整して完成です。「透明ベン」については、2010年2月掲載の「描画のテクニック(基礎編-1)を参照してください」

 この処諸事多忙に明け暮れしており、ブログ投稿から遠ざかっておりました。早いもので師走を迎え年賀状の季節となりました。今年は、日本海側の大雪に始まり新燃岳の噴火、3月11日の震災と津波、原子力発電所被災による放射能流出事故、これに伴う電力危機、福島新潟大水害、台風の襲来、ギリシャ、イタリアに端を発した世界経済危機など悪いことは「何でもあり」の酷い年となりました。そのような背景から年賀状は少々地味なものを制作することとしました。

1. 「インターネット書道」を使う
  以前、本稿で紹介しておりますが、「インターネット書道」で検索すると無料でダウンロードができます。ダウンロードしても書き込みができない場合は「Java」をインストールしてください。「Java」で検索をかけると無料でダウンロードできます。
 準備ができたら「龍」の文字を書込みます。



2. コピーしてペイントに貼り付け
 何度か練習をして、気に入った作品ができたら「PrtSc」でコピーしてペイントに貼り付けます。
 ペイントにコピーした文字を一回り大きく囲んで切り取り「Uread PhotoImpact」などフォト加工ツールに貼り付けます。



3. 白黒反転

 「フォーマット」タブにある「反転」を選択します。(この操作はフォト加工ツールにより異なります)



4. 反転後

 下図のようになり、古書のような趣になります。



5. やわらかな表現へ

 このまま使用しても良いのですが、少々「どぎつい」感じもしますので、背景の黒地を灰色に変えましょう。
 フォト加工ツールで反転させた時点で「明るさ」と「コントラスト」を調整して適当な色を決定します。コントラストを弱め、明るさを強めに調整するのがコツです。



6. 完  成

 フォト加工ツールを「PrtSc」でコピーし、「ペイント」に貼り付け文字部分を切り取ってWordやExcelなどのはがき様式に貼り付けます。「賀正」や「迎春」なども上記手順で作成して貼り付けるとオリジナリティ豊かな作品になるでしょう。今年の場合は「飛翔日本」とか「復興元年」などがふさわしいかもしれませんね。



 文字がうまくかけない場合は本書の記事を「PrtSc」でコピーしてお使いください。著作権は問いませんのでご安心ください。(^ ^)/^

7. 第二作

 文字は全て「インターネット書道」を使用しました。



8. 第三作

 「インターネット書道」では線の色を選べるのでこの様な作品も制作できます。




9. 第四作

 白地にExcelで作図、下地と本体を反対方向にグラデーションを付けたものです。

スペルボーン(Spellborn)